建売住宅でもオシャレにしたい!壁紙クロスを張り替えてアレンジしましょう!  

せっかく建売住宅を買ったけれども、住んでいるうちになんだか気に入らなくなって……。

けれども大規模なリフォームやリノベーションをする予算はないのが、悩ましいところ。

こんな風に感じるようになられる方も多いことかと思います。


そんな場合は、壁紙クロスだけ変えてみては、いかがでしょう?

間取りの変更をしなくても、がらりと雰囲気を変えることができます。お値段も、床のリフォームや壁を左官材で塗り直すのに比べて、かなりお手頃。

今回は、壁紙クロスによる効果的な空間アレンジ方法をご紹介します。




■建売住宅は素材やデザインの自由度が乏しく、住み始めて後悔するケースも……


建売住宅は、注文住宅よりもコスト面でメリットがあり、家を建てる準備や手間もかからないので根強い人気を誇ります。

一方で、すでに完成している物件を購入することになるので、仕様を選ぶことができません。

建売住宅の販売業者にしてみれば、売る相手がどのような好みの持ち主かわからないので、壁や床などの素材や設備は、万人に受け入れられる無難なものが使われることになります。


したがって住み始めるうちに、やっぱり自分好みの空間で暮らしたい……と不満を覚えることも。けれども購入したばかりの建売住宅をリフォームするのも、ナンセンスですよね。

そのような場合に効果的なのが、視界に入る面積の多くを占める、壁や天井、床のリフォームです。




■視界を占める面積の大きい壁のリフォームなら、雰囲気を変えることができます



特におすすめなのが、コストパフォーマンスのよい壁紙クロスの張り変えです。

床は種類によって工事が大掛かりになったり、素材の価格の幅も広く、仕様によっては非常に高くついてしまいます。

その点、壁紙クロスならリフォーム工事も日数が短く、材料費もリーズナブル。同じ壁でも左官や塗装でリフォームするとなると、下地材の調整や材料費などが高くついてしまいます。


そして壁紙クロスは、さまざまな機能をもったタイプを選択できます。たとえば抗ウイルス、調湿性能、消臭・防カビ、マイナスイオン効果など、暮らしていてうれしい性能をもたせた種類がたくさん登場しています。

小さなお子さんやペットがいるご家庭では、防汚性・耐久性に優れたタイプも人気ですよ。

玄関やトイレには消臭・抗菌性能をもつ壁紙を使うなど、場所の性格や用途によってクロスを使い分けることで、快適かつ自分好みの空間にすることができるのです。




■壁紙クロスの張り替え費用はどれくらい?



そこで気になるのが、一体どのくらいの費用がかかるか、ということ。


平均的な面積の戸建て住宅で、壁と天井のクロスを張り替えるとなると、面積的には450〜600㎡になります。

前回のブログで解説したよう、壁紙クロスは安価なスタンダードクロスと、色やデザインが保風なハイグレードクロスの2タイプに分けられます。

スタンダードクロス(量産クロス)なら800~1,100円/㎡、ハイグレードクロス(量産品以外)は950~1,500円/㎡という設定で計算してみると、スタンダードクロスなら36~66万円程度、ハイグレードクロスなら43~90万円程度という計算になります。


ちなみに建売住宅と注文住宅の価格差は、一般的に約1,000万円と言われているので、全面的にクロスを張り替えたとしても、建売住宅のほうがぐっとお値打ちです。


▼スタンダードクロス・ハイグレードクロスに関する記事はこちら!

https://www.plushome.co.jp/blog/reform/154290




■理想の壁紙クロスを選ぶためのポイントとは?



壁紙クロスはデザイン・色・機能いずれも豊富なので、選択肢が多いのが嬉しいところ。とはいえ、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。失敗しにくいポイントを紹介します。


・部屋全体のバランスを考える

一番大切なのは、部屋全体のバランスを考えること。床や家具、建具、キッチンなどと雰囲気を合わせると、統一感が生まれます。


たとえばナチュラル系の空間なら、床や家具はミディアムブラウンであることが多いので、ベージュ系の壁紙がよいでしょう。明るいベージュは膨張色なので、実際より空間を広く見せてくれる効果があります。


モダン系の空間なら、床がダークで黒っぽいパターンが多いので、壁紙は白か淡いグレーを。床が白い場合なら、グレー系の壁紙を選ぶのが正解。黒と白の足し算と引き算がコツです。


・アクセントクロスを取り入れる

鮮やかな色や模様をポイント的に取り入れる、アクセントクロスという手法もあります。壁全面に使うのはもちろん、壁一面だけグリーンやブルーの壁紙クロスで、空間にアクセントをつくるのもよいですね。


天井に木質調の壁紙クロスを貼って、落ち着いた雰囲気に仕上げるのもおすすめです。

コンクリート風の壁紙クロスやタイル風、あるいは北欧風や幾何学模様、ボタニカル風など、さまざまなデザインを楽しめますよ。


・部屋の用途に合わせた機能を選ぶ

色・デザインとあわせて、機能も選ぶうえでのポイントの一つです。

場所の用途や目的に合わせて、見た目の良さだけでなく快適性もプラスしましょう。


たとえばにおいが気になりがちで、汚れなどを持ち込みやすい玄関は、消臭・抗菌効果のある壁紙クロスにすると、毎日の出入りが爽やかに。

花粉症やアレルギーをおもちの方には、抗アレルゲン壁紙クロスというものもあります。

コロナ禍で注目されるようになりましたが、ウイルスや細菌を抑制したい場合は、抗ウイルス・抗菌性能をもつ壁紙クロスを。

お掃除をラクにしたいのなら、防汚性の高いクロスがぴったり。

ペットに壁をガリガリされることや、においのことで困っている方は、高耐久で消臭性能のある壁紙クロスがよいでしょう。


・大きいサンプルやさまざまな光のもとで確認する

壁紙クロスは写真だけでは質感が分かりづらく、色も実際とは異なって見えるので、カタログではなく、サンプルを確かめて選びましょう。


特に白い壁紙クロスは、わずかにグレーを帯びているものや、気持ちベージュがかっているものなど色調の幅が広いので、色選びは慎重に。自然光や照明などさまざまなタイプの光源や、大きなサンプルで選ぶことをおすすめします。

張り替えたあとに「こんなイメージじゃなかった……」という失敗を防ぐためにも、大きめのサンプルを手に取って、色や質感を確かめましょう。




■部屋ごとのクロスの選び方、そのポイントをご紹介!


クロスを選ぶ際の基本的な方針をご紹介しましたが、もう少し詳しく、部屋ごとに見ていきましょう。



・リビング・ダイニング

1日のなかでもっとも長い時間を過ごし、家族の団欒の場となるリビング・ダイニングは、飽きのこないシンプルな壁紙クロスがよいでしょう。

白やベージュの壁紙クロスには、部屋を広く感じさせる効果があり、清潔感や開放感を持ち合わせた部屋に仕上がります。さまざまなタイプの家具や床にも合わせやすいですよ。


ちょっとだけ個性を出したい、というのなら、部分的にアクセントクロスを使うのもおすすめ。部屋全体に柄模様や目立つ色の壁紙クロスを使うと、いずれ飽きがきてしまいますので、あくまでポイント使いに留めておくのがよいでしょう。

落ち着いた雰囲気と楽しいインパクト、両方を調和させたいですね。


機能としては、人が集まる場所であることを考えると、消臭効果や防汚性の高いタイプがおすすめ。調湿性の高いタイプを使うと、梅雨時や夏は湿気を調整してくれてスッキリ、乾燥しがちな冬でも快適な空間になることが期待できます。



・キッチン

暖色系やベージュ系、特にオレンジや黄色は、食欲を増進させる効果や、料理を美味しそうに見せる効果があります。ちなみにブルーはあまりおすすめしません。というのも、緑は食材にあっても、青は食材に存在しない色であるからです。お料理の背景として違和感があり、寒々しくなってしまう可能性もあるので、気をつけましょう。


一方でキッチンは、最近、家電が多く使われるようになってきているので、冷蔵庫などの大型家電はもとより、ブレンダーやコーヒーマシーンなどの家電製品と色を合わせるのもおすすめです。

システムキッチンや扉の面材などとも、色がちぐはぐにならないように、統一感が出るようにしましょう。


機能面では、防汚効果や消臭効果があるタイプを使いたいもの。水はねや油はねのお手入れがラクになりますし、調理後のにおいも抑えてくれるので、キッチンを清潔に保ちやすくなります。


・トイレ・洗面所

コンパクトな場所なので、考え方としては二つあります。まずは白や淡い色などで、圧迫感を与えずに広く見せる方法です。もう一つはプライベートな小さい場所なので、思い切り遊び心を発揮する方法。リビングはプレーンなのに、トイレに入ったら個性的でワクワクする……というのも、意外性があって楽しいですよ。


機能としては言うまでもなく、防汚・防臭・抗菌効果が欲しいところ。耐水性や耐久性が高いフィルムタイプの壁紙クロスを選ぶと、後々のお手入れがしやすくなります。


・寝室

寝室は1日の3分の1から4分の1ほどの長い時間を過ごす場所。落ち着きのある色で、質の良い睡眠を撮りたいですね。鮮やかな原色系ではなく、ベージュやブラウン、オフホワイトなどが定番ですが、淡いブルーやグリーンも癒やし効果があると言われています。


機能としては、長時間動かずに過ごす部屋なので、匂いや湿気がこもらないように、消臭機能や調湿機能のある壁紙クロスを使うとよいでしょう。


・子供部屋

子どもは成長の過程で好みがかわるので、年齢に合わせて張り替えも見据えておくとよいでしょう。まだ好みがはっきりしないうちは、淡いブルーやピンクなどのパステルカラーにして、リビング・ダイニングと雰囲気を変えると、「自分の居場所」という意識が芽生えることでしょう。


動物や花柄、ポップな色にするのも楽しいですね。中学生になったら勉強に集中しやすいよう、落ち着いた色合いに変えてあげるのも一つの手です。




■建売住宅の壁紙クロスのリフォームなら、経験豊富なぷらすホームにお任せください!



町田市を拠点とするぷらすホームは、町田市や相模原市、八王子市でリフォームを手掛けており、建売住宅や、団地やマンションのクロスの張り替えの実績が豊富。クロス張りのプロフェッショナルなので、スピード・技術には定評があります!


クロスを張り替えたい場合、家を建てた建売業者に相談をする……というパターンもありますが、実際に手がけるのは下請けの業者なので、手配や段取りなどの中間マージンがかかってしまいます。また一度つくったものに対して手を入れるのを嫌がる傾向があるので、良い顔をされない可能性も否めません。

ぷらすホームなら余計な中間マージンはかからず、お客さまのご要望ファーストで、確実な工事をいたします。これまで数々のお客さまのご要望に耳を傾けてまいりましたので、気になること、やりたいことはなんでもおっしゃってください!


お打ち合わせでは、イメージしやすいようにサンプルも大きなサイズのものをお見せすることも可能です。どうぞお気軽にご相談くださいね。


壁紙リフォームについてこちらのページもご覧ください。

https://www.plushome.co.jp/wallpaper