【風水】トイレに置くと運気が下がる?今すぐチェックしたいNGアイテムと改善策

スマートフォンを持ち込んだり、読みかけの本を置いてみたり。トイレはプライベートな空間だからこそ、つい色々なものを持ち込んだり、そのまま置きっぱなしにしてしまったりしがちです。トイレットペーパーのストックや掃除用具、壁に貼ったカレンダーなど、ご自身の家のトイレを思い浮かべると、意外とたくさんのモノが置かれていることに気づくかもしれません。


しかし、毎日の暮らしを豊かにするための知恵である風水では、トイレに置く「モノ」が、住む人の運気に想像以上の影響を与えていると考えられています。なぜなら、トイレは家の中で最も「陰の気」が溜まりやすい場所だからです。そこに置かれたモノは、スポンジのようにその悪い気を吸い込んでしまうとされています。


「もしかして、うちにも運気を下げるモノを置いてしまっているかも…」。そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、風水の観点からトイレに置かない方が良いとされる代表的なアイテムを、その理由とともに具体的にご紹介します。また、逆にどのようなモノを置けば運気アップにつながるのか、そしてモノの配置以上に大切な、根本的な改善策についても触れていきます。まずはご自宅のトイレをチェックするところから、始めてみましょう。




なぜトイレの環境が大切なのか。「悪い気」を溜めず、洗い流す場所

トイレに置くモノに注意が必要な理由を深く理解するために、まずは風水におけるトイレの役割について見ていきましょう。これを理解すると、「置いてはいけない」と言われる理由が、すんなりと心に入ってくるはずです。



トイレは「厄を流す」神聖な場所

風水では、トイレは単に汚い場所ではなく、私たちの体から出た不要なもの、つまり「厄」を水とともに洗い流してくれる、家の中で非常に重要な役割を担った場所と捉えられています。健康運や金運に大きく影響すると言われるのはこのためで、トイレの状態を清浄に保つことは、家全体の悪い気を浄化し、良い運気の流れを保つための基本中の基本なのです。この大切な場所に、ごちゃごちゃとモノを置くことは、気の流れを滞らせ、厄をスムーズに排出する妨げになると考えられています。



「長居」はNG。悪い気を吸収してしまう

トイレの役割は、あくまで「厄を排出する」こと。そのため、風水ではトイレに長居することは避けるべきだとされています。陰の気が溜まりやすい空間に長く身を置くことで、その悪い気を自分の体が吸収してしまい、心身の調子や運気にまで影響を及ぼすと考えられているからです。ですから、「トイレに置いてはいけないモノ」の多くは、言い換えれば「長居の原因になるモノ」や「悪い気を吸い込みやすい性質を持つモノ」なのです。スマートフォンや本を持ち込んでゆっくり過ごす習慣は、運気の観点からはあまりおすすめできません。



常に意識したい「浄化」と「排出」

トイレの風水で目指すべき状態は、悪い気を溜め込まず、速やかに外へ「排出し」、常に空間を清浄に保つ「浄化」のサイクルがスムーズに回っていることです。この大切なサイクルを妨げるようなモノを置かない、ということが、トイレの環境を整える上での大原則になります。モノが少なく、風通しの良い、すっきりとした空間。それが、良い運気を呼び込むトイレの理想的な姿なのです。




今すぐチェック!運気を下げるトイレのNGアイテム5選

それでは、具体的にどのようなモノがトイレの運気を下げてしまう可能性があるのでしょうか。ここでは、特に注意したい代表的なNGアイテムを5つご紹介します。もしご自宅のトイレに置いてあったら、今日からでも別の場所に移すことを検討してみてください。



1. 本・雑誌・新聞紙

トイレで読書をする習慣がある方は多いかもしれませんが、風水では避けるべきとされています。紙類は湿気だけでなく、その場の「気」を非常に吸い込みやすい性質を持っています。陰の気が溜まりやすいトイレに置かれた本や雑誌は、悪い気をたっぷりと吸収してしまいます。また、読み物を置くことは長居の原因にもなり、結果として自分自身が悪い気を吸収する時間を長くしてしまうことにもつながります。読み終えた本は、すぐにリビングなどへ戻す習慣をつけましょう。



2. カレンダーや時計

カレンダーや時計は、「未来の予定」や「時間」といった、前向きな発展の気を司るアイテムです。これらを、悪い気が溜まりやすいトイレという空間に置くことは、未来の計画に悪い影響を与えたり、時間の感覚が乱れたりすると考えられています。スケジュール管理に関するものは、家族が集まるリビングやダイニングなど、明るく陽の気が多い場所に置くのがおすすめです。



3. 家族の写真や人のポスター

お子様や家族の写真を飾っているご家庭もあるかもしれませんが、これも風水では避けた方が良いとされています。トイレの悪い気を、写真に写っている人物が吸い取ってしまい、その人の運気を下げてしまうと考えられているからです。大切な人の写真は、リビングなど、みんなが楽しく過ごす場所に飾り、良い気をたくさん吸収できるようにしてあげましょう。



4. ドライフラワーや枯れた植物

おしゃれなインテリアとして人気のドライフラワーですが、風水では「死んだ気」、つまり「陰の気」を持つアイテムと解釈されます。生命力のないものをトイレに置くと、ただでさえ陰の気が多い空間の性質をさらに強め、運気の停滞を招いてしまいます。これは造花も同様で、生気のないものは置かないのが基本です。



5. 床に直接置かれたモノ(スリッパ以外)

床は、悪い気が最も溜まりやすい場所です。ここに、予備のトイレットペーパーの袋や掃除用具、読み終えた本などを直接置くのはやめましょう。床に置かれたモノは、悪い気を吸い上げてしまいます。収納は棚やキャビネットなどを活用し、床面はできるだけすっきりとさせておくことが、良い気の流れを保つための重要なポイントです。




悪い気を浄化する。運気アップのために置きたいアイテム

トイレから不要なモノを取り除いてすっきりさせたら、今度は良い運気を呼び込むためのアイテムを置いてみましょう。悪い気を浄化し、空間を清らかなエネルギーで満たしてくれる、風水でおすすめのアイテムをご紹介します。



生命力あふれる「観葉植物」

NGアイテムであるドライフラワーとは対照的に、生きている「観葉植物」は、空間に「陽の気」や「生気」をもたらしてくれる最高のアイテムです。植物は、トイレに溜まりがちな悪い気を吸い込み、新鮮な良い気を生み出す力があると考えられています。トイレは日当たりが良くないことも多いため、アイビーやポトス、サンスベリアといった日陰に強い種類の植物を選ぶのがポイントです。土の衛生面が気になる場合は、水だけで育てるハイドロカルチャー(水耕栽培)もお手入れが簡単でおすすめです。小さなグリーンが一つあるだけで、空間が生き生きと見違えるでしょう。



空間を清める「盛り塩」や「炭」

古くから伝わる浄化の習慣として、「盛り塩」も効果的です。塩には、邪気を払い、その場を清める力があるとされています。小さな白い陶器の器に塩を円錐状に盛り、トイレの隅など、あまり邪魔にならない場所に置きましょう。ホコリをかぶったり、湿気で固まったりしたら、感謝の気持ちを込めて交換するのが大切です。また、「炭」も優れた浄化アイテムの一つ。炭には、気になるにおいを吸着する消臭効果や、湿度を調整する調湿効果に加え、悪い気を吸い取る力があるとも言われています。見た目にも美しい備長炭などを、かごや器に入れて飾るのも素敵です。



気分を明るくする「良い香り」と「明るい絵」

悪臭は、悪い気を増幅させてしまう大敵です。常に「良い香り」で満たしておくことを心がけましょう。化学的な香りが強いものよりも、ラベンダーやミント、柑橘系といった天然由来のエッセンシャルオイル(精油)を使ったアロマディフューザーなどがおすすめです。リラックス効果も期待でき、トイレに入るたびに心地よい気分になれます。また、壁が寂しいと感じるなら、人の写真ではなく「明るい風景画」や「植物の絵」を飾ってみてはいかがでしょうか。絵は空間に陽の気と広がりをもたらしてくれます。気持ちが前向きになるような、お気に入りの一枚を選んでみてください。




究極の風水は「換気と掃除」。心地よい空間を保つための本質

ここまで、トイレに置くモノについてお話ししてきましたが、実は風水において、モノの配置以上に大切だとされていることがあります。それは、どんなに高価な開運グッズを置くことよりも、はるかに効果的な開運アクションです。



すべての基本は「掃除」にあり

そのアクションとは、ずばり「掃除」です。どんなに素晴らしいアイテムを置いても、トイレそのものが汚れていては全く意味がありません。汚れやホコリは、悪い気の発生源そのものです。こまめに掃除をし、常に清潔な状態を保つことこそが、最高の風水対策なのです。便器の内側やフタはもちろん、見落としがちな床や壁、ドアノブまで丁寧に拭き上げましょう。物理的な汚れを取り除くことは、目に見えない悪い気を洗い流すことにもつながります。「トイレ掃除をすると運気が上がる」と昔から言われるのは、このためです。



「換気」で悪い気を外に流す

掃除と並んで、絶対に欠かせないのが「換気」です。トイレに溜まったよどんだ気を外に排出し、新鮮な空気を常に取り込むことで、気の流れが活性化します。窓がある場合は、日中に開けて空気を入れ替える習慣をつけましょう。窓がないトイレの場合は、換気扇を24時間つけっぱなしにしておくのが理想的です。換気扇のフィルターにホコリが溜まっていると換気効率が落ちてしまうため、ここも忘れずに掃除するようにしてください。



根本的な解決策としての「リフォーム」

「掃除や換気を頑張っているけれど、古い設備だから限界がある…」。そう感じる方もいるかもしれません。フチの裏側に汚れがこびりついた便器、臭いが染み付いた壁紙、掃除しにくい床材などは、日々の努力だけではなかなか解決が難しい問題です。そうした場合は、根本的な解決策として「リフォーム」を検討するのも一つの有効な手段です。最新のトイレは、汚れがつきにくい素材やフチのない形状でお手入れが格段に楽になっており、節水や消臭機能も進化しています。壁紙を防臭・調湿機能のあるものに、床を汚れに強いクッションフロアに張り替えるだけでも、トイレの快適性は劇的に向上し、良い運気を保ちやすい環境を維持できます。


リフォームによって、日々の掃除が楽になり、常に清潔で心地よいトイレ空間が実現した事例もたくさんあります。

https://www.plushome.co.jp/reformcase




トイレを整えることは、暮らしを整えること。心地よい毎日への第一歩

トイレに置いてはいけないモノ、そして置くと良いモノ。さらに、何よりも大切なのは「掃除」と「換気」であること。ここまで、風水の知恵を借りて、運気を呼び込むトイレ環境の整え方について見てきました。


風水とは、決して難しいルールや「こうしなければならない」という縛りではありません。その根底に流れているのは、私たちが過ごす空間を心地よく整え、心身ともに健やかに暮らしていきたいと願う、古くからの人々の素朴で温かい知恵です。


家の中で最もプライベートな空間であるトイレを、一つひとつ丁寧に見直し、大切に扱うこと。それは、自分自身の健康や暮らしそのものを、丁寧に扱うことにもつながっていきます。モノを減らし、清潔に磨き上げることで、トイレは単に厄を落とす場所から、気持ちを静かにリセットできる「清浄な空間」へと生まれ変わるはずです。


この記事が、ご自身の家のトイレを見つめ直すきっかけとなり、あなたの毎日がより心地よいものになるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。


もし、根本的な空間の改善や、毎日気持ちよく使えるトイレへのリフォームにご興味をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。

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