【9割が知らない落とし穴】トイレの床、風水的にその色で大丈夫?運気を下げる3つのNG例と正しい選び方

毎日使うトイレだからこそ、いつも清潔で気持ちの良い空間にしておきたい。そう考えるのは、ごく自然なことかもしれません。古くなった床を新しくしたい、壁紙を変えて雰囲気を一新したい、とリフォームを考えるとき、多くの人はデザインや掃除のしやすさを中心に計画を立てます。もちろん、それらはとても大切な要素です。


ただ、せっかく手を加えるのであれば、もう一歩踏み込んで「なんだか心地よい」「ここにいると落ち着く」と感じられるような空間を目指してみてはいかがでしょうか。実は、その「心地よさ」のヒントが、古くから伝わる「風水」という考え方の中に隠されています。


「風水」と聞くと、少し難しく感じたり、特別なルールがたくさんあるように思えたりするかもしれません。「本当に効果があるの?」「風水を意識しすぎて、好みのインテリアにできなかったらどうしよう」といった不安を感じる方もいるでしょう。


しかし、風水は単なるおまじないではありません。長い年月をかけて育まれてきた、快適な住環境をつくるための知恵や工夫の集まりです。特に、家族の健康や金運にも影響を与えるといわれるトイレは、その中でも重要な場所とされています。そして、その運気の鍵を握るのが、意外にも「床」なのです。この記事では、なぜトイレの床が大切なのか、そしてどんな点に気をつければ良いのかを、分かりやすく解き明かしていきます。




運気の土台を作る!トイレの床が持つ3つの風水的意味

家の中にはさまざまな場所がありますが、なぜ特にトイレの「床」が運気を左右するほど重要だと考えられているのでしょうか。それは、風水におけるトイレの役割と、気の流れが持つ性質に関係しています。トイレは、私たちの体から不要なものを排出する場所であると同時に、家全体の「厄」を洗い流す場所ともいわれています。そのため、常に悪い気がたまりやすいと考えられており、ここの環境を整えることが家全体の運気を安定させることにつながるのです。その上で、床が重要視されるのには、主に3つの理由があります。



悪い気は下にたまる性質があるから


空気の流れをイメージすると分かりやすいかもしれません。暖かく軽い空気は上へ、冷たく重い空気は下へと流れていきます。風水で考える「気」の流れもこれと似ていて、特にトイレにたまりやすいとされる重くよどんだ「陰の気」は、空間の下の方、つまり床のあたりにたまりやすい性質があります。そのため、その受け皿となる床が暗かったり、汚れていたりすると、悪い気がどんどん蓄積されてしまい、空間全体の運気を下げてしまう原因になると考えられているのです。床をきれいで明るい状態に保つことは、悪い気をため込まないための第一歩といえるでしょう。



足元から運気を吸収してしまうから


私たちは、知らず知らずのうちに足元から大地のエネルギーを吸収している、と風水では考えられています。素足で芝生の上を歩くと気持ちが良いように、足元の環境は心身に大きな影響を与えます。これは家の中でも同じです。特に、気が乱れやすいトイレのような場所では、床の状態が直接私たちの健康運に関わってくるとされています。冷たくて暗い床は、足元から体の冷えを招き、健康面の運気を損なう可能性があります。逆に、清潔で温かみのある床は、そこに立つ人の心と体を安定させ、悪い影響から守ってくれる役割を果たしてくれるのです。



空間全体の印象と気の流れを決めるから


床は、部屋の壁や天井と並んで、空間の大部分を占める要素です。インテリアの「土台」ともいえる部分であり、床の色や素材が、トイレ全体の雰囲気や印象を大きく左右します。例えば、床の色が暗いと、どんなに壁や照明を明るくしても、どこか重たい印象が残ってしまいます。風水では、このようなよどんだ印象の空間では、気の流れも滞ってしまうと考えます。明るく清潔感のある床は、空間全体を広く見せ、良い気をスムーズに循環させる助けになります。つまり、床を整えることは、トイレ全体の気の流れを良くするための、最も効果的な方法の一つなのです。




我が家のトイレに合うのは?金運・健康運・家庭運を上げる色と素材

トイレの床が運気に与える影響を理解したところで、次は具体的にどのような床を選べば良いのかを見ていきましょう。実は、良かれと思って選んだ床が、知らず知らずのうちに運気を下げてしまっているケースも少なくありません。ここでは、まず避けるべき床のNG例を3つご紹介し、その上で運気を上げるための正しい選び方を解説します。



NG例1:真っ黒や原色など、極端に強い色の床


モダンで格好良い印象を与える黒い床や、個性を演出できる真っ赤などの原色の床は、デザイン的には魅力的に見えるかもしれません。しかし、風水の観点から見ると、あまりおすすめできません。特にトイレのような狭い空間にこのような強い色を使うと、気のバランスを極端に乱し、圧迫感を与えてしまいます。落ち着いて過ごすべき場所が、かえって心身を緊張させる空間になってしまうのです。黒は悪い気をため込みやすく、赤は火の気が強すぎるため、水の気が中心のトイレとは相性が悪いとされています。



NG例2:「冷え」を感じさせる素材や柄の床


大理石調のタイルなど、見た目に高級感はあっても、ひんやりとした冷たさを感じさせる素材は、運気の「冷え」につながりやすいと考えられています。風水では、冷えはあらゆる運気の停滞を招く原因とされています。特に健康運に影響が出やすいといわれるため、注意が必要です。また、コンクリート打ちっぱなしのような無機質なデザインも同様の理由で避けた方が無難でしょう。どうしても石目調のデザインを取り入れたい場合は、暖色系の色味を選ぶなどの工夫をすると良いでしょう。



NG例3:汚れや傷が目立ち、手入れされていない床


これは風水の基本中の基本ですが、どんなに良い色や素材を選んでも、床が汚れていたり、傷だらけだったりしては意味がありません。不潔な場所には悪い気が集まる、というのは風水の鉄則です。髪の毛やほこりが落ちていたり、シミがついていたりする状態は、運気を著しく下げてしまいます。特に、水回りであるトイレは湿気がこもりやすく、汚れもつきやすい場所です。掃除のしやすさも、運気を保つための重要な「性能」の一つと考えて、床材を選ぶことが大切です。


では、どのような床を選べば良いのでしょうか。基本となるのは「明るく、温かみのある色」を選ぶことです。例えば、アイボリーやベージュ、クリーム色といった色は、空間を広く見せ、清潔感を与えてくれます。また、健康運アップには若葉のようなライトグリーン、金運アップには淡い黄色やクリーム色が、家庭運や愛情運にはペールピンクなどが良いとされています。素材としては、木目調のデザインなど自然を感じさせるものや、温かみのある質感のクッションフロアなどがおすすめです。何よりも、自分が「心地よい」と感じられ、日々の掃除がしやすいものを選ぶことが、良い運気を育む空間づくりの第一歩となります。




「運気は良いけど、デザインが…」を避けるプロの技


風水の考え方を取り入れて、運気の上がる色や素材を選ぼうとすると、今度は「本当にそれで、おしゃれな空間になるのだろうか」という、新たな心配が生まれることがあります。風水を意識するあまり、ちぐはぐな印象のインテリアになってしまっては、元も子もありません。心地よい空間とは、運気の良さだけでなく、デザイン的な美しさや日々の使いやすさが伴って初めて実現するものです。


ここでは、風水のセオリーをただ鵜呑みにするのではなく、現代の住まいに合わせて、いかに「運気」「デザイン」「実用性」の3つを高いレベルで両立させるか、そのためのプロの視点をご紹介します。この3つの法則を知ることで、トイレリフォームの選択肢がぐっと広がるはずです。



法則1:色の使い方「全体調和」を意識する


運気を上げるための基本色は、あくまで空間の土台となる「床」に取り入れ、全体のバランスを考えることが大切です。例えば、床を明るいベージュにしたなら、壁の一面だけを少し落ち着いたアクセントカラーにしてみたり、タオルや小物で差し色を加えたりすることで、空間にメリハリが生まれます。風水で良いとされる色をすべて取り入れようとする必要はありません。ベースとなる床の色を軸に、壁、収納、小物などを同系色や相性の良い色でまとめていく「トータルコーディネート」の発想を持つことで、風水とデザイン性が調和した、洗練された空間に仕上げることができます。



法則2:素材の選び方「質感」と「機能」を重視する


床材を選ぶとき、色や柄だけでなく、その素材が持つ「質感」にも注目してみましょう。例えば、同じ木目調でも、ツルツルしたものよりは、少し凹凸があって木の温もりを感じられるような質感の方が、風水的にも、またデザイン的にも好ましいとされています。さらに、プロの視点では「機能性」を欠かすことはできません。トイレは水が飛び散りやすく、汚れやすい場所です。そのため、耐水性はもちろん、アンモニアに強い素材、傷がつきにくい素材、そして何より掃除がしやすい素材を選ぶことが、美しい状態を長く保ち、結果的に良い運気を維持することにつながります。



法則3:周辺要素との連携「光と気」の流れを作る


心地よい空間は、床だけで完成するわけではありません。照明の明るさや、換気の状態も、運気を左右する重要な要素です。例えば、風水で良いとされる明るい色の床を選んでも、トイレ全体が薄暗くては効果が半減してしまいます。床の色に合わせて照明計画を見直し、明るく清潔感のある光で空間全体を照らすことで、良い気の流れが生まれます。また、換気をしっかり行い、空気をよどませないことも大切です。小さな観葉植物を置くのも、見た目に癒しを与えるだけでなく、気の流れを活性化させる良い方法です。床のリフォームをきっかけに、こうした周辺要素も一緒に見直すことで、空間全体の質が格段に向上します。




風水とデザインを見事に両立!お客様の声から見る成功リフォーム例


理論だけでは、なかなか具体的なイメージが湧きにくいかもしれません。ここでは、実際に風水の考え方と現代的なデザイン、そして日々の使いやすさを見事に両立させたリフォームの事例をいくつかご紹介します。お客様がどのような希望を持ち、それに対して専門家がどのように応え、結果としてどのような空間が生まれたのかを見ていくことで、ご自身の理想のトイレ空間を考えるヒントが見つかるはずです。


あるお客様は、ご自宅の北側にあるトイレの冷たい印象と、なんとなく感じる運気の停滞感を解消したい、というご相談を寄せられました。風水では、北は水の気を持つ方角で、冷えやすい場所とされています。そこで、床材には温かみのあるアイボリーの木目調クッションフロアを提案しました。これにより、足元からの冷たい印象を和らげ、健康運や家庭運の安定を図ります。さらに、壁紙は白を基調としつつ、奥の一面だけを落ち着いたグリーンにすることで、空間に奥行きと癒やしをプラス。照明も暖色系のLEDに交換し、全体的に明るく温かい、居心地の良い空間へと生まれ変わりました。リフォーム後、お客様からは「トイレに入るたびに気分が明るくなる。掃除もしやすくなり、家族からも好評です」という嬉しいお声をいただきました。


また、別のお客様からは「金運を上げたいけれど、いかにも風水という感じにはしたくない」というご要望がありました。金運に良いとされる西側のトイレには、黄色や白が良いとされています。しかし、全面を黄色にするのはデザイン的に抵抗があるとのことでした。そこで、床は光沢を抑えた上品なベージュのフロアタイルを選び、安定した運気の土台を構築。その上で、ペーパーホルダーやタオルハンガーといった小物類を、品の良いゴールドのものに統一してアクセントとしました。さりげない工夫ですが、こうした細部にこだわることで、空間全体の格が上がり、お客様の満足度も高まります。「派手すぎず、でも確かに運気が上がりそうな高級感が出て嬉しい。友人を招いたときに褒められる自慢の空間になりました」と、その仕上がりに大変満足されていました。


このように、お客様一人ひとりのご要望や、現在の住環境に合わせて、風水の知恵とデザインの知識を柔軟に組み合わせることで、理想の空間は実現できます。


より多くの施工事例をご覧になりたい方は、こちらのページも参考にしてみてください。

https://www.plushome.co.jp/reformcase




運気も気分も上がるトイレで、毎日をより豊かに


今回は、トイレの床が風水においていかに重要か、そして運気を下げてしまうNG例と、デザイン性や実用性を損なわずに運気を上げるための具体的な方法について解説してきました。


おさらいすると、大切なポイントは、まずトイレという空間が持つ風水的な意味を理解し、その上で「明るく温かみのある色」を床の基本とすること。そして、風水のセオリーだけに縛られるのではなく、全体の調和や素材の機能性、さらには照明や換気といった周辺要素まで含めたトータルな視点で空間を考えることでした。


トイレは、一日に何度も家族みんなが使う、暮らしに欠かせない場所です。その場所が、ただ用を足すだけの空間ではなく、入るたびに少しだけ気持ちが明るくなったり、心が落ち着いたりするような場所になれば、日々の暮らしはもっと豊かになるのではないでしょうか。


「うちのトイレの場合は、どんな色や素材が良いのだろう?」「風水のことも気になるけれど、デザインの相談にも乗ってほしい」もし、あなたがそう感じているなら、その悩みや希望を専門家に話してみるのが、理想の空間への一番の近道です。自分だけで考えていると難しく感じることでも、プロの知識と経験を借りることで、思いもよらなかった解決策が見つかるかもしれません。


まずは専門家のアドバイスを聞いてみることから、新しいトイレ空間づくりを始めてみてはいかがでしょうか。


ご相談やお問い合わせは、こちらのページからお気軽にどうぞ。

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